Okada Seisakusyo Furoku

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石鯛竿竿水(かんすい)作品

2011年1月15日、石鯛竿師の水本さんが写真撮影用に3種類の作品を持参してOKSを訪ねてくれました。竿作り歴30年です、名人と言われた二人につき修行を重ね、その良い所を取り入れ素材にもこだわりを持って作りつずけています。細身で(22Φ~30Φ)で胴調子に作り上げています,こうすることで、体に負担をかけず4キロ以上の大物を楽に釣ることができます。和竿を使うと反発が穏やかな分らくに巻取りができるので5K物がカーボン等と比べると3K物を釣った感じで上げられます、これが和竿の人気の秘密なのです。つなぎ部は堅ろうを極めています。素材は布袋竹ですが三種類を組み合わせます、穂持ちは小さい穴の明いたものを繰り広げます、中は肉あつで丈夫なものを使用してます。3種類を組み合わせることで、最上の調子になります。ショックを和らげるのにナイロン糸が最適です今は丈夫な良い物があります。カーボンや剛調子、ましてPEを使ったりすると、あわせたショックがもろ体に来ることになります。(PEはヤスリノごとくの漆に傷をつけます)、竿を痛めたり糸も切れます。体力満点の人には、それも良いかもしれませんが…。竿作りに励んでいる人には、ぜひその良さを実感して、竿作りに邁進するのが理想だと思いますが、どんなもんでしょうか。梨地漆等色々説明を聞いたのですが、どれがどれだか分からなくなってしまいました、映像を見て判断して下さい。梨地うるしの竿はピンボケが多くて余り載せられなかった、何れも15回胴塗りします、素材は4年、火入れは5回位、赤茶の塗りは企業秘密のうち、
詳しことはTELしてください。
0467-31-2665
竿径25Φ虫食い塗り、ガイド取り付け部22Φ元ガイドSF-5、ガイドリングNO4、竿長さ5m50㎝ 細身3本継ぎ胴調子穂先の良いのが分かりますかこの姿を見れば素材のこだわりも分かります。
手元節数は18もあります、総重量は790グラムと軽めですがこの節数があるので凄く丈夫な名竿です、今ではこれ程の物は余りないのではと思います、テスト釣りしてありますが手放しても良いそうなのでOKS又は竿水さんまでどうぞ。また、之こそ本当の竹の生地に漆を重ねた仕上げです、一本に3万円もかかります。ガイド取り付け部は渋い猫目石調に仕上がって居ます、ちょっと真似が出来ません。
AL  AL AL  AL
右は乾漆が塗られています。
AL 竿のバランスを見るため荷重テストの時の竿の曲り駄目な竿はヘの字になります岩場でかかった時はもっと満月状態に成ります、、持ち手水本さん之で相当荷重かかっています。この曲りでNFTの13-Sを大曲させた時よりガイドにかかる荷重は500グラムと重かった。
★ 石鯛用『OKSガイド』は  
穂もちSF-4、中3、2、1(2個)S環9個KTOP1.   万一撮影が失敗の事を考慮してこの細身竿を置いて行ってくれました。組んで持ってみて、その重みと軟らかさに全てが分かりました。
上は陰塗です。
AL  AL 虫食い塗り、ピンボケが多く2枚のみ。胴塗りは濃いエンジ色とこの小さい画像の色ですこの色が竹の生地に純漆を
15回塗った本当の色です、黄色く明るい生地に見えるのは塗りの回数の差です。
AL AL
上は夕笛の画像です。陰塗と言い濃いエンジ色です。この竿は水本さんが使っている 竿ですが、全く曲りはありません。ガイドも綺麗です、穂先が丈夫なのでS環も数がすくなくても竿にラインが上手く乗ります。

竿水さんは釣り方も技に長けています。2011-10西伊豆の妻良で青ブダイの10キロを仕留めました、竿は25Φの夕笛です、この細身の竿で以前もクチ白の7キロを仕留めています、工房に、はく製としてあります。


2013-2-28日竿水さんひどいインフルエンザにかかっていたのですがやっと直ったとか見本市用の竿をお借りしようと思ったら夕笛などこの画像の竿は皆売れてしまってないのだとか、ではもう他にもないのですかと聞いたところ2本ばかり細身の竿を作ってあるのでそれにしましょうとの事でした。
釣博展示作品
3本継(細い方)は24Φですので穂先はしまえません。ガイドはS環小7個 SF-4 SF-3 SF-2…各1個 SF-1…2個 Kトップ…1個 1個。  これは細い方の塗です。 
これは太い竿の漆塗りです。 此の竿はもう売れてしまってありません。